お見合い事業にかける3つ思い

もともと世話好きが高じて知人友人の縁結びをするうちに、
 
「○○さんが独身なんだけど、誰か良い人いない?」
「△△さんから息子さんがまだ独身みたいだけど、お友達で誰か紹介できない?」
 
などと相談を受けるようになり、幸せのお手伝いと社会貢献を兼ねてお見合い事業を
始めることにしましたが、背景には以下の3つの思いがあります。
 
 
●結婚を前提とした出会いの形としてお見合いは合理的で優れたシステム
 
終身雇用制度が崩れ、職場の人間関係が希薄になるにともない
以前のように上司が部下の結婚相手のお世話をしてくれる機会が
少なくなりました。
 
個人情報の問題や、個人の権利を尊重する傾向から
親戚や近所でお見合いのお世話をしてくれる「お見合いおばさん」的な
存在も少なくなりました。
 
結婚を望む男女は自ら相手を探さなければなりません。
 
最近の「婚活」ブームにより以前よりも積極的に男女が
結婚を前提とした出会いをオープンに求めやすくなりましたが、
それは合理的でしょうか?
 
数多くパーティや飲み会に出かけてみても、そこにいた大半が
自分の望む条件とかけ離れていたり、単に出会いを求めていただけだったり、
数をこなせばこなすほど 疲れてしまった、、、そんなことも多いと思います。
 
あなたが結婚相手に望むものは何ですか?
 
お見合いとは、真剣に結婚を望む男女に対して
お互い条件をすり合わせ、ご縁のありそうなお二人を引き合わせる無駄の無い、
合理的なシステムです。
 
 
 
●自分の周囲にお見合い結婚の成功事例が多い
 
私の両親がお見合い結婚であったことは、最初に述べましたが、
もう一つ、今度は私の知人の例を紹介します。
 
A子さんは32歳でお見合い結婚をしました。
彼女の希望条件は明確でした。
 
大卒、一般企業勤務で、自分が専業主婦として生活できること。
 
お相手のB男さんは、W大学卒、某大手化学メーカ勤務の方でした。
A子さんは、B男さんと学生時代や職場で出会っていたら恋愛関係には発展しなかっただろうと言っていました。
 
実は、A子さんは20代の時に一度B男さんとお見合いをして、お断りをしています。
 
30を過ぎてまだ結婚が決まらなかったとき、以前お見合いをしたB男さんが未だ独身であることを
お見合いの仲介者から聞き、
 
「A子さんがまだ結婚されていないのであればもう一度考えていただけないか?」
 
と打診があったそうです。
 
20代の時に出会った時はピンとくるものがなかったと断りましたが、ふと振り返ってみると
B男さんは自分の条件をばっちりみたしていることに気が付いたのです。
 
それから結婚まではとんとん拍子で進み、現在もとても幸せそうです。
A子さんは
 
「両親からのプレッシャーもすごかったからとにかく結婚したかった。ピンとはこなかったけれど、
嫌なところもなかったから、こんなものなのかしらと思って」
 
とおっしゃっていました。
 
何が幸せかは人それぞれです。
 
ただ、私の周囲にはお見合いで幸せな家庭を築かれている方が多くいること、
 
そしてお見合い結婚は離婚が少ないという統計が出ていること
 
この二つは事実です。
 
 
 
●非婚・晩婚・少子化に歯止めをかけたい 女性の出産適齢期について
 
女性の大学進学率増加、社会進出に伴い、婚期が遅くなりつつあります。
 
学生時代、または社会人の早い段階で結婚を前提とした相手を見つけておかないと、
20代後半から30代前半の結婚適齢期が男女とも会社の中でキャリアを形成する時期が重なり、なかなか結婚相手探しに注力できないのが現状です。
 
少子高齢化が招く結果として、日本の将来にプラスになることはありません。
 
男性はともかく、女性には出産のリミットがあります。
 
35歳を過ぎると自然妊娠の確立がぐっと低くなります。
 
私は40歳を目前にして、不妊治療のすえ高齢出産をしました。
身体にこれといった問題はないのに、なかなか妊娠出来なかったのです。
理由は、最近よくテレビで取り上げられるようになった「卵子の老化」というものです。
 
不妊治療は精神的にも経済的にも大変大きな負担がかかります。
 
もう少し早く、妊活をしていれば不要な労力です。
 
結婚、そして出産を望む女性は、とにかく早めの行動が望まれます。
そうした事実を少しでも皆さんに知っていただき、
ご自身の結婚への理解を深めていただきたいと思います。